がまりんの日常をつづります


by akiyo_kimi24

思い出をレスキューせよ!

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堀米薫 作 くもん出版

大事にしまっていた宝物が、それ以上傷まないようにするという、掛け軸などの修復士さんは知っていましたが、紙本、書籍保存修復士、という呼び方は、この本に教えていただきました。
流された写真を修復して元の持ち主に返す活動、と一口に言っても、その作業や手順は、そこはかとなく地味で根気のいる事だと思います。
泥や粉塵につかって臭気にまみれた写真を一枚一枚、古書を一ページ一ページ。

脱力、無力感にとらわれることもあるでしょう。

✴︎何もかも失ったのに思い出が見つかるなんて、奇跡だよ、
✴︎写真に心が救われたよ、みつけてくれてありがとう
と涙を流して喜ぶ人、反面、
✴︎今はまだ見たくない
✴︎写真を見るとつらい
奇跡の思い出は両極端です。

✴︎けれども、今はみたくなくても、いつか大事な思い出が残る写真をみたい時がくるかも知れません。
社会福祉協議会での活動は続きます。

作者のどじょうさんこと堀米薫さんは、ご自身も大震災に遭われています。
震災の事を書くのは、今はまだはなしたくない、でも書かなくてはならない、という苦渋のお気持ち、きっと生爪を剥がすような辛さでしょう。

先日、宮城に行ったとき、海岸沿いの津波の爪痕を見てきました。
夕食に立ち寄ったお寿司屋さんの板さんも被災され、津波で家を流されてここに身を寄せた、とおっしゃっていました。
被災された人の数だけ、哀しみの物語があることを実感したのでした。

どじょうさん、ありがとうございます。
心して拝読させていただきます。
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Commented by どじょう at 2014-03-07 08:54 x
がまさん ありがとうございます。がまさんも、被災現場に身を置かれてみて、いろいろお感じになられたことと思います。共感してくださって、とてもありがたいです。
Commented by がまりん at 2014-03-07 09:53 x
どじょうさん、もうすぐ三年、被災地にはまだ生々しい傷跡が残っていて驚きました。
浜辺の大木が、まるで棒切れを折ったかのようになぎ倒されたまま、黒ずんで枯れていました。
揺れと津波の凄まじさを思って、ぶるっと背筋を震わせました。
月日が過ぎるほどに、苦しみは癒えるどころか、増していきますね。
by akiyo_kimi24 | 2014-03-06 14:58 | 絵本と創作日記 | Comments(2)