みかん山へ
2009年 10月 20日
水はけがよく養分を含んだ目の粗い土で、不知火海から暖かい潮風が吹き上げ、また日照時間が長く、霜があまり降りないので、みかん作りに適した気候なのです。
出水のみかんは味がよいことで有名です。
がまりんの家はみかん農家ではありませんが、みかん山に知り合いがいるので、今日は行ってきました。
今年は雨が少なかったので甘さは抜群ですが、粒が小さいとのこと。
「はなんすで くわないかんど」←口ではなく、鼻の穴でも食べられるくらいに小さいよ、の意味(--)
その小さいみかんをたくさんいただいてきました。
でも、さすがに鼻からは食べられません(^^)
輪切りにしてサラダにしたり、みかんゼリーにしたり、あとは・・・早食い競争か(^o^)
だれが口の中にたくさん詰め込めるか、なんてね。
それから「けたうたせ漁」これはカレンダーの写真ですが、まさにこの風景が自転車を10分も走らせればすぐ近くの海でみることができます。
動力を使わない帆船で 11 月 15 日~ 3 月 31 日の期間、八代海の漁区内で行われるもので冬の風物詩となっています。
沼地にいる“クマエビ”をケタでかいていくとエビが飛び跳ねるので、それを漁獲する漁法です。
がまりんが子供のころは、多い時には 100 隻あった船も後継者もいなくなり、今では 6 隻だけになってしまったそう。
名護の港で焼き海老所がたくさんあったのですが、今では、お正月のおせち料理用に焼いている人は 1 人しかいなくなったのだそうです。
残念ですねぇ・・・
お正月には焼き海老を丸ごといれた雑煮をたべたものですが、今は高価で、なかなか口に入りません。
一尾2000円くらいするのかな。
雑煮にはこちらではやっぱり、焼き海老を丸ごといれますが、小さい海老を代用しています。
こんな風光明媚な土地に生まれ、ずっとそこで過ごしてきたことを今となっては有難いな、と思います。
若いころ、田舎の若者の夢は「東京に行く」でしたから(^^)
田舎暮らしはいいものです・・・・しみじみ
風光明媚は土地は本当にいいですね。
若いころの夢をかなえて東京近郊に住んでいる私ですが
今になって田舎が恋しくなっています。
みかんもおいしそうですね☆
そうです、「げん爺さんの白い帆船」のモデルとなった帆船です。
あの物語は、まったくのフィクションですが、帆船や、それを取り巻く現状は取材しながら書きました。
後継者不足で、大切な地域の文化がなくなってしまうのは、さびしいですね。